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アイデアを見える化!レゴシリアスプレイでチームワークを強化する方法
「最近メンバーの意見がまとまらない…」
「それぞれ優秀だけど、チームとして成果が伸び悩む…」
このような悩みを抱えるリーダーの方、実はその原因は「メンバー同士の相互理解不足」にあるかもしれません。
そこで注目したいのが、レゴシリアスプレイです。レゴシリアスプレイは、チームメンバー間のコミュニケーションを促進し、相互理解を深めるための画期的なアプローチ。今回は、レゴシリアスプレイについて深堀していきます。
【チームビルディング大百科について】
コミュニケーション面で課題を抱えている企業は多く、それを解決するべく多くの企業が「チームビルディング」に注目しています。
チームビルディング大百科ではわくわくするようなチームビルディンの手法(アクティビティ)についてご紹介しています!
参加者全員が楽しめ、相互理解が深まる
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■目次
1. レゴシリアスプレイ」とは
2. 大手企業も注目!レゴシリアスプレイを取り入れた実績
3. レゴシリアスプレイの特徴
4. レゴシリアスプレイの活用事例
5. レゴシリアスプレイの導入方法・やり方
6. レゴシリアスプレイのメリット
7. 実際に体験してみた!「見える化」でチームの理解を深める
8. レゴシリアスプレイのお題アイデア
9. レゴシリアスプレイを提供する企業紹介
10. 結論:見える化でチーム力を引き出そう
11. コミュニケーション活性化に「懇親会付きのチームビルディング」がおすすめ!
「レゴシリアスプレイ」とは
レゴシリアスプレイ(LEGO Serious Play)は、アイデアや思考を視覚的に『見える化』するためのワークショップ手法です。レゴブロックを使って、抽象的な概念を具体的な形として表現することで、参加者同士が深く共有し、問題解決やアイデア創出のプロセスをサポートします。1990年代後半にレゴ社によって開発され、現在では企業やチームビルディングの場でも積極的に利用されています。
この手法では、レゴブロックを使うことで、普段口に出しづらいアイデアや意見を視覚的に表現できるため、思考の整理や新しい視点の発見が可能になります。つまり、思考を『見える化』することで、深い議論や協力的な問題解決を促進するのです。
大手企業も注目!レゴシリアスプレイを取り入れた実績
レゴシリアスプレイは、NASA、Google、ソフトバンクといった世界的に有名な企業でも活用されています。これらの企業では、複雑な問題解決やイノベーションを促進するためにレゴシリアスプレイを取り入れ、チーム間のコミュニケーションを円滑にし、社員同士の共感を深める効果を実感しています。
例えば、NASAでは、レゴシリアスプレイを使ってチームの協力とクリエイティビティを高めるためのワークショップが開催され、ミッション成功に向けてのアイデア出しや問題解決に役立てられています。Googleでも、チームビルディングや新たなビジネス戦略の開発において、レゴシリアスプレイが重要な役割を果たしており、社員の発想力を刺激し、効率的な議論を生み出しています。
さらに、ソフトバンクでは、チーム内の意見交換や問題解決を促進するために、レゴシリアスプレイを導入している企業の一つです。このように、世界中のトップ企業がレゴシリアスプレイを取り入れる理由は、その効果が実証されているからこそ。チームの思考を整理し、目標に向かって一丸となるために、この手法が活用されています。
レゴシリアスプレイの特徴
レゴシリアスプレイは、チームの思考を整理し、効果的なコミュニケーションを促進するための強力なツールです。抽象的なアイデアを具現化し、議論を活発にするこのアプローチは、チーム全員が共通の理解を持つために非常に有効です。ここでは、レゴシリアスプレイを活用することでどのようにチームが一体感を深めることができるのか、その特徴を紹介します。
視覚化と可視化で思考が整理される
レゴブロックを使うことで、抽象的なアイデアが形として具現化されます。この『見える化』により、普段頭の中でぼんやりしていたアイデアが具体的になり、チーム内で共有しやすくなります。視覚的に表現されたアイデアは、言葉だけで伝えるよりも、強く印象に残り、理解が深まります。
全員参加型のアプローチ
レゴシリアスプレイでは、参加者全員が同じように自分の思考をレゴで表現し、共有します。この過程で、普段言葉にしにくい考えや意見も、レゴを使うことで自然と引き出されます。こうした『見える化』によって、チームメンバー間の理解が深まり、意見交換がスムーズに進みます。
創造的な問題解決
レゴシリアスプレイでは、自由に形を作りながらアイデアを展開するため、固定観念を打破した斬新な解決策を生み出すことができます。特に複雑な問題に直面したとき、レゴというツールが新しい視点を提供し、『見える化』によって問題解決のヒントが得られます。
レゴシリアスプレイの活用事例
レゴシリアスプレイが実際にどのように活用されているのかを具体的な事例を通じて紹介します。企業戦略の策定、チームビルディング、そして問題解決に至るまで、さまざまな場面で効果を発揮するレゴシリアスプレイの力を実感してみましょう。
企業戦略の構築
レゴシリアスプレイを使って、企業のビジョンや目標を視覚的に表現することができます。こうすることで、全員が共通の理解を持ち、より実行可能な戦略が立てられます。
チームビルディング
チーム内での信頼関係や理解を深めるためにも、レゴシリアスプレイは非常に効果的です。視覚的に表現することで、メンバー同士の意見がスムーズに交換され、共通の目的に向かって協力できる環境が作られます。
問題解決
複雑な問題を『見える化』することで、どこに問題があるのかが明確になり、新たな解決策を見つけやすくなります。レゴシリアスプレイは、問題を具現化し、チーム全体で共有することで効果的に解決策を導き出す手助けをします。
レゴシリアスプレイの導入方法・やり方
レゴシリアスプレイを企業で活用するには、専門のファシリテーターがワークショップを主導することが一般的です。ファシリテーターは、参加者がスムーズに活動を進められるようにガイドし、目的に応じたブロックの使い方を指導します。
①準備段階
最初に、ワークショップの目的を明確に設定します。たとえば、「新製品のアイデアを出す」「チームの課題を解決する」など、目指す成果に合わせて設計されます。
②ワークショップ実施
参加者はレゴブロックを使用して、各自の考えを視覚化し、それを基にグループディスカッションを行います。お互いのアイデアを共有し、改良を加えていきます。
③フィードバックと共有
最後に、参加者は作成したモデルを発表し、グループ全体でフィードバックを行います。このプロセスを通じて、アイデアがより具体的かつ実行可能なものに進化します。
レゴシリアスプレイのメリット
創造的なアイデア創出
日常業務に囚われず、新しい視点で問題を捉え、革新的なアイデアを生み出すことができます。
チームの協力とコミュニケーション向上
メンバー間の理解が深まり、共通の目標に向かって協力する力が高まります。
効果的な問題解決
視覚化されたアイデアを基に、問題解決に向けた実践的な手法を考案できます。
実際に体験してみた!「見える化」でチームの理解を深める
私は普段リモートワークが多く、対面でのコミュニケーションが少ないチームで働いています。オンラインでのやり取りが中心なので、顔を合わせる機会が少なく、チームの絆や理解が薄くなっていると感じていました。そこで、チームビルディングの一環としてレゴシリアスプレイを試してみることに。
最初は、レゴを使って大人が真剣に議論することに少し驚きました。しかし、ファシリテーターの指導のもと、私たちはまず「理想のチームの姿」をレゴで作り出すワークを始めました。最初に自分の思い描くチームを具現化することが、予想以上に楽しくて、自然と自分の考えが整理されていきました。
私が作ったモデルは、みんながつながっている輪のような形。チーム全員が協力して支え合い、共に成長する姿を表現したかったからです。その後、他のメンバーの作ったモデルを見ると、それぞれがどんなチームを思い描いているのかが手に取るようにわかりました。
ディスカッションの中で、それぞれが自分のモデルを説明し、意見を交換したことで、普段は言いにくいことや視点の違いも、自然に話し合うことができました。レゴを使った『見える化』の効果が、思った以上に大きかったと実感しました。
レゴシリアスプレイのお題アイデア
自分の好きな場所を作ろう
参加者が「自分が一番リラックスできる場所」をレゴで作成します。海辺、公園、カフェなど、自分がリラックスする場所を形にすることで、お互いの趣味や好きなことを自然と知ることができます。
自分を象徴するアイテムを作ろう
各自が「自分を表すアイテム」をレゴで表現します。例えば、好きな色や動物、趣味を表すものなど。これによって、メンバーそれぞれの個性や価値観がわかりやすくなります。
理想の休日を作ろう
休暇中に過ごす理想的な1日をレゴで作ってみます。例えば、「家でゆっくり過ごす」「旅行に出かける」「アウトドアを楽しむ」など、チームメンバーがどう過ごすことが好きかを知ることができ、共通点を見つけるきっかけになります。
好きな動物を作ろう
各自が好きな動物をレゴで作ります。シンプルなテーマなので、初心者でも気軽に取り組めますし、好きな動物を通じて、お互いの性格や考え方が見えてくるかもしれません。
チームの一番大事にしたいことを作ろう
「チームとして一番大事にしたいこと」をレゴで形にしてみます。例えば「信頼」「協力」「柔軟性」など、チームメンバーが大切にしている価値観を視覚化し、メンバー間で意識を共有することができます。
将来の夢を作ろう
各自が「将来の夢や目標」をレゴで作り、共有します。キャリアのことでも、趣味のことでもOKです。お互いの夢を知ることで、チームメンバーのバックグラウンドや価値観を深く理解することができます。
好きな映画や本のシーンを作ろう
参加者が「好きな映画のシーン」や「感動した本のシーン」をレゴで再現します。これにより、お互いの趣味や感性を知ることができ、コミュニケーションが深まります。
チームで協力して「新しいお店」を作ろう
みんなで協力して、「理想のカフェ」や「理想のレストラン」の一部を作ってみます。レゴを使って、みんなでアイデアを出し合いながら一つの場所を作り上げていくことで、チームワークも自然に深まります。
レゴシリアスプレイを提供する企業紹介
レゴシリアスプレイは、世界中で多くの企業に活用されており、その効果が認められています。ここでは、代表的な提供企業であるミテモとロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツを紹介します。
ミテモ
多くの企業が研修に対して「効果が実感できない」という悩みを抱えていた中、ミテモはこの課題を解決するためにレゴシリアスプレイを導入。ミテモは、大手飲食チェーンや製菓メーカー、電力会社、ゲームメーカーなど、さまざまな業界や階層のお客様に対して、レゴシリアスプレイを提供されています。
レゴシリアスプレイの特徴は、知識やスキルの伝達に焦点を当てるのではなく、対話を重視する点です。参加者が自分自身やチームの新たな一面に気づき、理解を深めることができる時間を体感させてくれる研修です。
詳しくはコチラ
ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ
ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツは、レゴシリアスプレイを活用したプログラムを開発し、組織力強化をサポートしています。この企業のユニークなアプローチは、レゴブロックを使って組織の課題を可視化し、チーム内の知恵を結集させることです。レゴを通じて、抽象的な問題を具体的にし、視覚的に共有することで、効果的な問題解決に繋がります。
詳しくはコチラ
どちらの企業も、レゴシリアスプレイを通じて組織の課題を解決し、チームビルディングを促進するための重要な役割を果たしています。それぞれ異なるアプローチで提供されていますが、共通して、参加者が自らの思考を形にしていくプロセスが重要視されている点が特徴です。
結論:見える化でチーム力を引き出そう
レゴシリアスプレイは、思考を『見える化』し、チームの協力や創造力を引き出すための強力なツールです。抽象的なアイデアやビジョンを具体的に表現することで、チーム内の理解が深まり、問題解決のアイデアもより明確に導き出せます。特にリモートワークが多く、チームメンバーとの対面機会が少ない現代の企業において、レゴシリアスプレイはコミュニケーションの活性化に大きく寄与する手法と言えるでしょう。
コミュニケーション活性化に「懇親会付きのチームビルディング」がおすすめ!
近年重要視されているチームビルディング。チームのパフォーマンスを最大限に発揮させることを目指した取り組みです。
例えば、新入社員の入社タイミングといったチームに新メンバーが加わった時や新しいプロジェクトが発足した場面などで用いられています。そのため、コミュニケーション活性化の一環として、「チームビルディングと懇親会を一緒に開催したい」というニーズも多いようです。そこでおすすめなのが、「料理でチームビルディング」です。
料理を作るという共同作業には、「役割分担」「得手不得手の把握」「段取り」「協力・協調性の醸成」「クリエイティビティ」など、一つの仕事を成し遂げるための流れと共通する要素が沢山含まれ、チームビルディングに効果的です。料理は立派なコミュニケーションツール!いつものオフィスから離れることで、リラックス状態となり、ごく自然に心も開きやすくなります。また、一緒に料理を作った後には仲間と楽しく食べる時間が待っています。食事中の会話は絆を深める絶好のチャンスです。ぜひ、あなたのチームでも「料理でチームビルディング」を検討してみてはいかがでしょうか。
「料理でチームビルディング」を体験した方々のお声
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チームビルディングには様々な手法があります。だからこそ、何しよう?とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時にはチームビルディング診断機能をご活用ください。機能は条件を絞り込んで見つける方法と質問に答えて見つける方法の2種類。あなたのチームにぴったりなチームビルディングが見つかりますように。