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「ワールドカフェ」のやり方やメリット、おすすめの会場まで解説

「ワールドカフェ」がイノベーションの創造に有効!やり方とは 

【チームビルディング大百科について】
コミュニケーション面で課題を抱えている企業は多く、それを解決するべく多くの企業が「チームビルディング」に注目しています。
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ワールドカフェはカフェのようなリラックスした空間で行うことで、緊張がほぐれ活発な議論を生む生産性の高い会議手法です。そこで、この記事ではワールドカフェの概要ややり方、メリットについて解説していきます。また、実際にカフェで行う必要はありませんが、できればいつもと違った環境で開催することを推奨しています。最後におすすめの会場についてもご紹介していきます。

■目次

・チームビルディングにワールドカフェを取り組むといいって本当?

・ワールドカフェとは?歴史的背景

・ワールドカフェのやり方

・ワールドカフェのメリットとは

・ワールドカフェの問い・テーマ

・ワールドカフェ まとめ

・【おまけ】場所に困ったらおすすめの会場

・ミュニケーションの活性化に「懇親会付きチームビルディング」がおすすめ! 

チームビルディングにワールドカフェを取り組むといいって本当?

チームビルディングとは、チームのメンバーそれぞれが主体的に個性や能力を発揮しながらも、一体となって目標達成を目指す組織作りのことです。チームビルディングの効果として、「チームのパフォーマンス向上」はよく耳にすると思いますが、その他にも「イノベーションの創造」に繋がる効果もあることはご存じでしょうか。世の中では、日々新しいサービスや技術が生まれ、顧客の欲求も変わります。そこで、近年企業では社員のイノベーションを促すことを重要視しています。

では近年なぜ「イノベーション」が重要視されているのでしょうか。
イノベーションとは、それまでのモノ、仕組み、サービスなどに対して、全く違う考えや技術をぶつけて新しい価値を生み出すことです。社会の変化と共に、顧客の欲求も変化します。古い考え方に捕らわれていては、変化に順応することはできません。変化にいち早く気づき、顧客の欲求を満足させることができるかが企業の今後の成長において重要です。イノベーションは企業が生き残るために必要なことといっても過言ではありません。しかし、ただ待っているだけではイノベーションを起こすことは難しいです。イノベーションをいかに起こさせるかが企業の課題といえるでしょう。そこで、イノベーションを起こさせる取り組みの1つにチームビルディングがあります。特にイノベーションへの効果を発揮させやすいのがチームビルディングの手法の1つである「ワールドカフェ」です。

ワールドカフェとは?歴史的背景

ワールドカフェとは、カフェのようなリラックスできる空間でこそ、オープンな会話が誘発され、新たな発想が創出されるという考え方から開発された話し合いの手法です。
ワールドカフェの原点は1995年にアニータ・ブラウン氏(Juanita Brown)とデイヴィッド・アイザックス氏(David Isaacs)が自宅に知的資本経営に関する専門家を招き、話し合いを行ったところから始まります。当初は雰囲気の良い裏庭で話し合いの場を設ける予定でしたが、雨が降ってしまい、困った2人がどうしたら室内でリラックスした雰囲気作りができるかと悩み、カフェのように各テーブルにクロス代わりに模造紙を敷き、花瓶を置き、コーヒーと軽食を用意し、話し合いに臨みました。すると、自然と自由で活発的な会話が生まれ、模造紙にそれぞれのアイデアを書き込みました。メンバーチェンジをしながら話し合いを続けていくと、最終的に多様な考え、知識が共有され、参加者は今までにない一体感を覚えました。それがワールドカフェ誕生のきっかけです。

ワールドカフェのやり方

用意するもの 

・模造紙
・カラーペン
・小物(花やテーブルクロスなど会場を和やかな雰囲気に演出させるもの)
・お菓子、飲み物

会場手配と設営

会場は会議室を使うのでも良いですし、ガラリと雰囲気を変えてレンタルスペースを手配するのもおすすめです。上で述べたように、ワールドカフェはカフェのようなオープンな雰囲気に会場を整えておくことがポイントです。各テーブルにテーブルクロス、花、飲み物、お菓子を置いてリラックスできる環境を作りましょう。

当日の進め方

①テーマの発表とワールドカフェの目的の説明  

ファシリテーターがテーマを発表します。テーマは、多種多様な考え、アイデアが交わされることを想定した問い形式のテーマを用意しましょう。開催目的によって投げかけられる問いは変わってきますが、イノベーションを起こすことを目的としているのであれば、「自社の既存のサービスをよりよくするためには」といった問いを用意するといいでしょう。ワールドカフェは、決められたテーマに沿って参加者それぞれが自由に意見を出し合い、知識を共有し、更なる発想の発展へと繋げることを目的としています。ファシリテーターは初めに、正解は無いこと、反対意見を述べる事が目的ではないことを参加者に説明しておくことが大切です。

②グループに分かれて計3回対話を行う  

1テーブル4~5人のグループに分かれて計3回の対話を行います。対話は1回20~30分です。少人数に留めておくことで時間内に全員が発言できます。1回目の対話では、自由に意見を出し合い、出た意見を模造紙に書いていきます。

2回目の対話では、各グループのメンバーを1人残し、他のメンバーは別のグループへ移ります。そして新たなグループにて、残されたメンバーが1回目の対話で何を話したのかを新たなメンバーに共有します。共有された内容を踏まえ、各自1回目の対話の内容について深堀していきます。メンバーが変わることで新たな視点が加わり、更なるアイデアが創造されます。

3回目の対話では、それぞれのメンバーが1回目に座っていたテーブルに戻り、2度目の対話についてシェアし合います。グループを変えたことで、1度目では得られなかった意見や気づきを持ち帰ることができるでしょう。

③発表  

最後に各グループのリーダーがテーマについてどんな意見が出たのか、気づきなどを発表します。対話と共有を繰り返し行ったことで、様々な意見、アイデアが混ざり合い、参加者全員で話し合ったような一体感を味わえることができます。

ワールドカフェのメリットとは

ワールドカフェは、カフェのようなリラックスした空間で参加者全員がアクティブに意見を共有することを促す対話型の会議形式です。こういった形式をとるメリットをご紹介します。

メリット①自由に意見を出しやすい

ワールドカフェの特徴は、お菓子、飲み物が用意されていて、通常の会議とは違ったリラックスした雰囲気の中で小グループでのディスカッションが行われること。また、討論が目的ではないので、参加者は自由に意見を出しやすくなります。

メリット②新たな発想が生まれる

テーブルを回ることで、さまざまな視点やアイデアを吸収できます。多種多様な意見が混ざり合うことで、新たな発想が生まれ、これがイノベーション創出につながります。ワールドカフェのメリットは、このように新たなアイデアを引き出し、多様な視点を統合することで、問題解決や新たなプロジェクトの進行に役立つところです。

メリット③コミュニケーションが深まる

オープンに話合う場を設けることで、参加者間のコミュニケーションを深めることも可能です。アイデアを共有することで一体感を味わい、通常の業務においても意見を出し合えるチームになれるといったメリットがあります。

ワールドカフェの問い・テーマ

ワールドカフェを開催するうえで重要な点が「問い・テーマ」の設定です。これは、参加者全員が共有し、ディスカッションを深めるための重要な要素です。問いを考えるときには、下記のようなものがよいとされています。

よい問いの特徴① 関心を持てること

参加者全員が共感し、関心を持てる内容にすることが重要です。「自分ゴト」として捉えられれば活発に意見が飛び交うはずです。

よい問いの特徴② オープンクエスチョンであること

オープンクエスチョンとは、「はい」「いいえ」などの限られた選択肢で答えるのではなく、自由に答えてもらうような質問の仕方です。ワールドカフェのような参加者からより多くの情報を引き出したい場で有効です。

よい問いの特徴③ 『力強い問い』であること

ワールドカフェの発案者であるアニータ・ブラウン氏とデイビッド・アイザック氏は「力強い問い」であることがワールドカフェを成功へと導くものだと明言しています。次のような条件を満たすことを推奨しています。

・シンプルで明確であること
・発想が促されること
・エネルギーが湧いてくること
・ テーマに集中して探求することを促すこと
・これまでの仮説や思い込みを気づかせてくれるような問いであること
・理想の状態や新しい発見につながる可能性のあること
・より深い内省を促す問いであること
・自分の事として考えられる問いであること

ワールドカフェの効果を最大限に引き出すために、問い・テーマの設定にはぜひ時間をかけてください。

ワールドカフェ まとめ

イノベーションの必要性を感じているのであれば、イノベーションを起こさせるための取り組みが必要不可欠です。ワールドカフェは、カフェのようなリラックスしたオープンな環境で、多種多様な意見やアイデアが生まれやすくなります。そのため、イノベーションを起こすにはうってつけの手法といえるでしょう。

【おまけ】場所に困ったらおすすめの会場

ワールドカフェとは、カフェのようなオープンでリラックスした環境で行う対話手法の1つです。とはいえ、カフェを貸切るのは難しいところ。いつもと同じ会議室をカフェのように彩ってもちょっと気分が乗らなそうで心配・・・そんな時は「レンタルキッチン」がおすすめです。レンタルキッチンとはキッチン付きのレンタルスペースのこと。もちろんキッチンがあるのでお茶の用意や軽食の準備も心配ありません。もし東京都内で会場をお探しの方にはレンタルキッチンスペース パティアがおすすめです。パティアは広々としたアイランドキッチンと充実したキッチンツールが完備されているのが魅力。また、マイク、プロジェクター、ホワイトボードなどのオプション品も用意されています。キッチンスペースだけでなくダイニング部分も広く設計されているので会議などのテーブルをメインに使った用途にも最適です。しかもパティアは都内11店舗で運営中!どこもデザイナーが手掛けたおしゃれな内装で参加者の気分も高まるはず。会社にお近くのパティアをチェックしてみてください。詳細は下記よりご確認いただけます。

コミュニケーション活性化に「懇親会付きのチームビルディング」がおすすめ!

近年重要視されているチームビルディング。チームのパフォーマンスを最大限に発揮させることを目指した取り組みです。
例えば、新入社員の入社タイミングといったチームに新メンバーが加わった時や新しいプロジェクトが発足した場面などで用いられています。そのため、コミュニケーション活性化の一環として、「チームビルディングと懇親会を一緒に開催したい」というニーズも多いようです。そこでおすすめなのが、「料理でチームビルディング」です。
料理を作るという共同作業には、役割分担」「得手不得手の把握」「段取り」「協力・協調性の醸成」「クリエイティビティ」など、一つの仕事を成し遂げるための流れと共通する要素が沢山含まれ、チームビルディングに効果的です。料理は立派なコミュニケーションツール!いつものオフィスから離れることで、リラックス状態となり、ごく自然に心も開きやすくなります。また、一緒に料理を作った後には「仲間と楽しく食べる時間」が待っています。食事中の会話は絆を深める絶好のチャンスです。ぜひ、あなたのチームでも「料理でチームビルディング」を検討してみてはいかがでしょうか。

「料理でチームビルディング」を体験した方々のお声

\詳しく知りたい方におすすめ/


チームビルディングには様々な手法があります。だからこそ、何しよう?とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時にはチームビルディング診断機能をご活用ください。機能は条件を絞り込んで見つける方法と質問に答えて見つける方法の2種類。あなたのチームにぴったりなチームビルディングが見つかりますように。