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異文化コミュニケーションゲーム「バーンガ」で外国人労働者との文化の違いを受け入れられる風土を醸成しよう!

異文化コミュニケーションゲーム「バーンガ」で外国人労働者との文化の違いを受け入れられる風土を醸成しよう!

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日本で働く外国人労働者は年々増加しており2020年時点で172万人と過去最高を記録しています。増加率は4.0%増となっており、前年の13.6%増と比較すると大幅な減少となりました。これはやはりコロナウイルスによる雇用情勢の悪化が原因とみられていて、コロナウイルスが収束するに従い増加率も回復していくものと予測されます。

そうした情勢の中で日本人ばかりの環境に飛び込んで来られた外国人労働者の方がなにもズレを感じることなくスムーズに仕事をすることが出来ているでしょうか?外国人労働者の方がうまく職場に馴染めず悩んでいるリーダーの方も多いのではないでしょうか。

■目次
1. 外国人労働者が馴染めない要因は?解決策はあるの?
2. 異文化コミュニケーションゲーム「バーンガ」とは
 ・準備する物
 ・ページワンのルール
 ・バーンガの進め方
3. まとめ
4. コミュニケーションの活性化に「懇親会付きチームビルディング」がおすすめ!

外国人労働者が馴染めない要因は?解決策はあるの?

うまく馴染めないことには様々な要因があるとは思いますが、先ずは言葉の壁が大きいのではないでしょうか。もちろん個人差はありますが、日本語で問題なくコミュニケーションを取れる方が多くないというのが現状です。言いたいことが伝わらないと、教育指導が思うようにいかず苦労してしまいます。また、これも個人差がありひとつの傾向ですが、ネパール人やタイ人は時間にルーズだと言われています。ベトナム人は非常にプライドが高く、人前で𠮟責されることを強く嫌います。これらの傾向も馴染めない要因と考えられますが、文化、風習として深く身体に染みついたものであり簡単に変えることが出来ません。

ではどうすればいいのでしょうか。自社のルールを教育することはもちろん大切ですが、それ以上に外国の方は文化や風習が日本とは異なることを理解し日本の常識や価値観を押し付けないような風土を作ることが大切だと思います。しかしこの風土作りというのは簡単なことではないですよね。そこで、ここでは楽しく異文化コミュニケーションを体感することが出来るゲーム「バーンガ」を紹介したいと思います。外国人労働者が職場にうまく馴染めてなくて悩んでいるというリーダー職の方は是非ご覧ください。

異文化コミュニケーションゲーム「バーンガ」とは

「バーンガ」はトランプを使ったコミュニケーションゲームです。言葉を発してはいけないというルールで、複数のチームで同時にページワンというゲームを行いますが、すべてのチームそれぞれに異なる独自ルールが存在します。複数回ゲームを行うのですが、その都度若干名のメンバーの入れ替えを行います。これによってこれまでいた自分のチームの常識やルールが通用しないシーンを強制的に作り出し、そのような時に自分はどんな気持ちになるのか、どう立ち回ればいいのかを体感することが出来るゲームです。それではルールを説明します。

準備する物

・トランプ(各チーム1セット)
・基本ルール説明用紙(チーム数分)
・チーム毎のルール説明用紙(チーム数分)※後ほど異なるルールの例を記載します。

まずは基本となるページワンというゲームのルール紹介をします。
ページワンをご存知ない方はUNOにも似ているのでそちらをイメージしてみてください。

ページワンのルール

①5~8人程度のチームを作り、基本ルールの説明用紙を配布してゲームの説明を行います。
②ゲームは無言で行います。
③親はじゃんけんで決めます。
④親がトランプを全員に4枚ずつ裏向きにして配ります。残りのカードは裏向きに積んだまま場に置いて山札とします。二回目以降はゲームに勝った人を親とします。
⑤一枚ずつ順番にカードを出します。
⑥カードを出す順は親から順番に時計回りです。
⑦出せるカードは同じマークのカードで、前の人が出したカードより強いカードです。
⑧カードの強さは2<3<4<・・・<A<ジョーカー
⑨ジョーカーはいつでも出すことが出来ます。
⑩出せるカードがない場合はパスです。(何回でも可能です)(パスの場合、言葉で言うのではなくジェスチャーで表現してください)
⑪自分以外が全員パスのときは山札から一番上のカードを一枚めくり場に出します。自分が出せるカードがあれば出し、出せなければ次の方に順番が移ります。
⑫制限時間(約10分)が来たらゲーム終了です。
⑬最初にカードがなくなった人が勝ちです。(カードの残り枚数が少ない順に順位を決めます)

以上がページワンのルールです。
ページワンのルールを理解していただけましたら、次はバーンガの進め方を説明します。

バーンガの進め方

①まずはページワンになれるため練習ゲームを行います。(この場合は普通のページワンを行い基本のルールを理解してもらいます。普通に会話をしてOKです。)
②本番ゲームの開始です。(ここからは話してはいけません。)
③各チームに「異なるルール」の説明用紙を配布します。
④ルールを黙読してもらい、基本ルール説明用紙と共に回収します。
⑤最初にルールの確認をチーム内で行います。(ここも無言です。)
⑥無言でゲームを行います。(ジェスチャーは可能です。)
⑦10分計測し、時間になったら「終了」の合図をしてゲームを終了します。
⑧順位を記録してメンバーの移動を行います。
上位1名は1つ前のチームへ移動  (例:5班の最上位者は4班へ, 1班の最上位者は最終班へ)
下位1名は1つ後ろのチームへ移動(例:5班の最下位者は6班へ, 最終班の最下位者は1班へ)
⑨新しいメンバーでゲームを再開します。
⑩6~9を繰り返します。3回~5回程度行いましょう。
⑪最後に振り返りを行います。バーンガを体験してどう感じたか、他チームから人を受け入れてどう感じたか、苦労したところは何か。自分の知っているルールが通用しないところへ編入した際にどう感じたか、苦労したところは何か。など

※チーム毎の異なるルールの例
1班:出せるカード→同じマークかクローバー
カードの強さ→13<12<11<・・・A<ジョーカー

2班:出せるカード→同じマークかダイヤ
カードの強さ→A<2<3<・・・13<ジョーカー

3班:出せるカード→同じマークのみ
カードの強さ→ジョーカー<13<12<・・・A

上記は一例です。実施するチームの数に応じてルールの数も増やしてください。

まとめ

いかがでしょうか。少しルールの説明が長くなってしまいましたがベースとなるゲームはページワンというメジャーなゲームなので簡単に行うことが出来ると思います。実際にゲームを行うと2回戦以降メンバーの移動により、そのチームの独自ルールを知らない「異文化」が混ざることとなり、いよいよバーンガの本番となります。それまでの自分たちの常識(ルール)が通用しないプレイヤーが混ざった時にルールを教える大変さと、逆に自分の常識(ルール)が通用しない環境に飛び込んだ時の不安な気持ちや、もっと丁寧に教えてくれればいいのに、といったもどかしさ等を体験することが出来ます。どちらの立場も経験することにより実際に職場で異文化のコミュニケーションをとる際にも、相手の立場に立って物事を考えられるようになるので、これまでよりも柔軟で親切な対応が出来るようになるはずです。相手との違いを理解し、相手の立場に立って物事を考えることが出来るメンバーが増えていけば、それがやがて風土となり、外国人労働者にとって馴染みやすく働きやすい環境となるでしょう。

冒頭でも書きましたが、外国人労働者はこれからも増加していく傾向です。今回は外国人労働者にフォーカスして書きましたが、それ以外のダイバーシティ化にも私たちは変化をしていかなければなりません。ダイバーシティ研修やグローバル人材の育成のための研修にも「バーンガ」は導入可能です。「バーンガ」を行って異文化や多様性にも対応できる柔軟な環境を目指してみてはいかがでしょうか。

コミュニケーション活性化に「懇親会付きのチームビルディング」がおすすめ!

近年重要視されているチームビルディング。チームのパフォーマンスを最大限に発揮させることを目指した取り組みです。
例えば、新入社員の入社タイミングといったチームに新メンバーが加わった時や新しいプロジェクトが発足した場面などで用いられています。そのため、コミュニケーション活性化の一環として、「チームビルディングと懇親会を一緒に開催したい」というニーズも多いようです。そこでおすすめなのが、「料理でチームビルディング」です。
料理を作るという共同作業には、役割分担」「得手不得手の把握」「段取り」「協力・協調性の醸成」「クリエイティビティ」など、一つの仕事を成し遂げるための流れと共通する要素が沢山含まれ、チームビルディングに効果的です。料理は立派なコミュニケーションツール!いつものオフィスから離れることで、リラックス状態となり、ごく自然に心も開きやすくなります。また、一緒に料理を作った後には「仲間と楽しく食べる時間」が待っています。食事中の会話は絆を深める絶好のチャンスです。ぜひ、あなたのチームでも「料理でチームビルディング」を検討してみてはいかがでしょうか。

「料理でチームビルディング」を体験した方々のお声

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