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異文化コミュニケーション研修に最適!ゲーム「バーンガ」で外国人労働者との理解を深める方法

異文化コミュニケーションゲーム「バーンガ」で外国人労働者との文化の違いを受け入れられる風土を醸成しよう!

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日本で働く外国人労働者は年々増加し、職場での文化的ギャップへの対応はますます重要になっています。しかし、日本人中心の環境に外国籍スタッフが入ると、「常識」や「当たり前」の違いからすれ違いが生まれることも少なくありません。こうした課題の解決に役立つのが、異文化コミュニケーションを体験的に学べる研修ゲーム「バーンガ」です。

そこで注目されているのが、異文化理解を体験的に学べる研修ゲーム「バーンガ」です。
バーンガは、ルールの違いから生まれるズレや誤解を体感でき、相手の立場を理解する力を育てることができます。

本記事では、バーンガの特徴、具体的な進め方、そして職場にもたらす効果について詳しく紹介します。外国人労働者との文化の違いを理解し、受け入れる風土づくりやチームワーク向上を目指す方にとって、有益な内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

■目次
1. 外国人労働者が馴染めない要因は?解決策はあるの?
2. 異文化コミュニケーションゲーム「バーンガ」の進め方
 ・準備する物
 ・ページワンの手順・ルール
 ・バーンガの進め方
3. バーンガの効果(異文化理解 × チームづくり)
4. 外国人と働く時代にこそ必要な“気づき”を得られるゲーム「バーンガ」
5. コミュニケーションの活性化に「懇親会付きチームビルディング」がおすすめ!

外国人労働者が馴染めない要因は?解決策はあるの?

外国人労働者が職場になかなか馴染めない要因はさまざまですが、まず大きいのは言葉の壁です。日本語でスムーズにコミュニケーションを取るのが難しい場合、教育や指導がうまく進まず、リーダー側も苦労してしまいます。

では、どうすれば外国人労働者が職場になじみやすくなるのでしょうか。
自社のルールを教育することはもちろん重要ですが、それ以上に外国人の文化や価値観の違いを理解し、日本の常識を押し付けない風土を作ることが大切です。しかし、こうした風土作りは簡単ではありません。

そこでおすすめしたいのが、楽しく異文化コミュニケーションを体感できるゲーム「バーンガ」です。外国人労働者が職場になじみにくいと悩んでいるリーダーの方は、ぜひこの方法を参考にしてみてください。

異文化コミュニケーションゲーム「バーンガ」の進め方

バーンガは、トランプを使ったコミュニケーション体験型のゲームです。
ゲームの基盤として「ページワン」と呼ばれるカードゲームを行いながら、異文化理解やチーム内の協力の大切さを体験できます。
ページワンはUNOに似たルールで、同じマークのカードしか出せないという制約があります。まずはこの基本ルールを理解してからバーンガ本番に進みます。

準備する物

・トランプ(各チーム1セット)
・基本ルール説明用紙(チーム数分)
・チーム毎のルール説明用紙(チーム数分)※後ほど異なるルールの例を記載します。

まずは基本となるページワンというゲームの手順およびルール紹介をします。
ページワンをご存知ない方はUNOにも似ているのでそちらをイメージしてみてください。

ページワンの手順・ルール

①5~8人程度のチームを作り、基本ルールの説明用紙(※以下②~⑩)を配布してゲームの説明を行います。
②ゲームは無言で行います。
③親はじゃんけんで決めます。
④親がトランプを全員に4枚ずつ裏向きにして配ります。残りのカードは裏向きに積んだまま場に置いて山札とします。二回目以降はゲームに勝った人を親とします。
⑤一枚ずつ順番にカードを出します。
⑥カードを出す順は親から順番に時計回りです。
⑦出せるカードは同じマークのカードで、前の人が出したカードより強いカードです。
⑧カードの強さは2<3<4<・・・<A<ジョーカー
⑨ジョーカーはいつでも出すことが出来ます。
⑩出せるカードがない場合はパスです。(何回でも可能です)(パスの場合、言葉で言うのではなくジェスチャーで表現してください)
⑪自分以外が全員パスのときは山札から一番上のカードを一枚めくり場に出します。自分が出せるカードがあれば出し、出せなければ次の方に順番が移ります。
⑫制限時間(約10分)が来たらゲーム終了です。
⑬最初にカードがなくなった人が勝ちです。(カードの残り枚数が少ない順に順位を決めます)

以上がページワンのルールです。
ページワンのルールを理解していただけましたら、次はバーンガの進め方を説明します。

バーンガの進め方

①まずはページワンに慣れるために練習ゲームを行います。(この場合は普通のページワンを行い基本のルールを理解してもらいます。普通に会話をしてOKです。)
②本番ゲームの開始です。(ここからは話してはいけません。)
③各チームに「異なるルール」の説明用紙を配布します。

※チーム毎の異なるルールの例
1班:出せるカード→同じマークかクローバー
カードの強さ→13<12<11<・・・A<ジョーカー

2班:出せるカード→同じマークかダイヤ
カードの強さ→A<2<3<・・・13<ジョーカー

3班:出せるカード→同じマークのみ
カードの強さ→ジョーカー<13<12<・・・A
上記は一例です。実施するチームの数に応じてルールの数も増やしてください。

④ルールを黙読してもらい、基本ルール説明用紙と共に回収します。
⑤最初にルールの確認をチーム内で行います。(ここも無言です。)
⑥無言でゲームを行います。(ジェスチャーは可能です。)
⑦10分計測し、時間になったら「終了」の合図をしてゲームを終了します。
⑧順位を記録してメンバーの移動を行います。
上位1名は1つ前のチームへ移動  (例:5班の最上位者は4班へ, 1班の最上位者は最終班へ)
下位1名は1つ後ろのチームへ移動(例:5班の最下位者は6班へ, 最終班の最下位者は1班へ)
⑨新しいメンバーでゲームを再開します。
⑩6~9を繰り返します。3回~5回程度行いましょう。
⑪ 最後に振り返り(リフレクション)を行います。
以下の観点で気づきを共有してもらいます:
– バーンガを体験してどんな気持ちになったか
– 異なるルールを持つメンバーを受け入れたときの戸惑い
– 自分の常識(=元のルール)が通じない場に移動したときに何を感じたか
– 苦労した点や、どう工夫して意思疎通したか
– 相手を「間違っている」と感じた瞬間はなかったか
– 自分のルールが絶対ではないと気づいた瞬間はあったか

バーンガの効果(異文化理解 × チームづくり)

このゲームは単なるカード遊びではなく、外国籍メンバーと働く職場で起きる状況を安全にシミュレーションできる研修ツールです。得られる主な効果は次の通りです。

■ 1. 異文化による価値観の違いを「体感で」学べる

言語・習慣・前提が異なることで自然に生まれる誤解を、“頭で理解する”のではなく“体で理解する”という貴重な経験になります。

■ 2. 「相手の背景を尊重する姿勢」が育つ

自分のルールが通じない状況になったとき、人は初めて相手の立場に気づくことができます。

■ 3. 非言語コミュニケーションの重要性を理解できる

職場では言語が100%共有されていないことも多く、身振り・表情・雰囲気の読み取りが大きな役割を持ちます。

■ 4. 誤解を乗り越えながら協働する力がつく

ルールの違いは“悪意”ではなく“前提の違い”で起きるものだと理解でき、チーム内の衝突を建設的に捉えられるようになります。

■ 5. 多様性を受け入れる風土づくりに役立つ

このゲーム体験は、「外国人労働者を含む多様なメンバーと働く職場づくり」の第一歩として非常に効果的です。

外国人と働く時代にこそ必要な“気づき”を得られるゲーム「バーンガ」

バーンガは一見シンプルなカードゲームですが、2回戦以降にルールの異なるメンバーが混ざることで、まさに「異文化との出会い」による戸惑いや誤解を体験できる奥深いゲームです。自分たちの常識(ルール)が通じない相手を前にしたときの説明の難しさや、逆に相手の文化の中で孤立するような不安さ――こうした感情を“体験”として味わえるのが最大の特徴です。

どちらの立場も経験することで、「相手は何に困っているのか」「もっと丁寧に伝えるにはどうすればいいのか」といった視点が自然と身に付きます。これは、外国人労働者を含む多様なメンバーと一緒に働く現場において、非常に大切なスキルです。相手を理解しようとする姿勢を持つ人が増えれば、やがて職場全体の風土が変わり、外国籍の方にとっても働きやすく、安心して力を発揮できる環境へと近づいていきます。

今後、日本の職場で外国人労働者はますます増えていく見込みです。今回は外国籍スタッフに焦点を当てましたが、ダイバーシティが進む中で、価値観や背景の違いは私たち全員に関係するテーマです。バーンガは、ダイバーシティ研修やグローバル人材育成の教材としても活用できる、汎用性の高いワークです。ぜひバーンガを取り入れ、異文化の違いを尊重し合える柔軟な組織づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

コミュニケーション活性化に「懇親会付きのチームビルディング」がおすすめ!

近年重要視されているチームビルディング。チームのパフォーマンスを最大限に発揮させることを目指した取り組みです。
例えば、新入社員の入社タイミングといったチームに新メンバーが加わった時や新しいプロジェクトが発足した場面などで用いられています。そのため、コミュニケーション活性化の一環として、「チームビルディングと懇親会を一緒に開催したい」というニーズも多いようです。そこでおすすめなのが、「料理でチームビルディング」です。
料理を作るという共同作業には、役割分担」「得手不得手の把握」「段取り」「協力・協調性の醸成」「クリエイティビティ」など、一つの仕事を成し遂げるための流れと共通する要素が沢山含まれ、チームビルディングに効果的です。料理は立派なコミュニケーションツール!いつものオフィスから離れることで、リラックス状態となり、ごく自然に心も開きやすくなります。また、一緒に料理を作った後には「仲間と楽しく食べる時間」が待っています。食事中の会話は絆を深める絶好のチャンスです。ぜひ、あなたのチームでも「料理でチームビルディング」を検討してみてはいかがでしょうか。

「料理でチームビルディング」を体験した方々のお声

\詳しく知りたい方におすすめ/


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