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社内でサルベージ・パーティーの開き方~サステナブルな取り組みで仲間との協力関係を強化~

社内でサルベージ・パーティーの開き方~サステナブルな取り組みで仲間との協力関係を強化~

皆様こんにちは。レンタルキッチンスペース パティアです。ここでは、チーム内のコミュニケーションを促進し、協力関係の強化を目的として行われる「料理でチームビルディング」についての事例をご紹介し、「料理でチームビルディング」がより多くの方に興味を持ってもらい、やってみたい!と思っていただけるような内容をご提案しています。
最近よく耳にする「サステナブル」。皆さんは何かサステナブルな取り組みを行っていますか?そもそも何故サステナブルな行動が必要とされているのでしょうか。
サステナブル(Sustainable)とは「持続することができる」という意味を持ちます。例えば、レジ袋を貰わない、マイタンブラーを持ち歩くといった行動は、海洋汚染の原因と言われるプラスチックゴミを減らすことに繋がります。環境への負荷を抑えること、それが現在の地球環境を維持し将来に渡って豊かな暮らしを続けていくために必要なのです。
今回は「レンタルキッチンで出来るサステナブルな取り組み」について考えてみました。それが、サルベージ・パーティーです。ここでは、サルベージ・パーティーとは何か、サルベージ・パーティーの開き方、開いてみて感じたことをご紹介していきます。「料理でチームビルディング」に興味がある方にもおすすめな内容です。

■目次
・「サルベージ・パーティー」とは
・社内で「サルベージ・パーティー」の開き方
・サルベージ・パーティーを開いてみて感じたこと

 

「サルベージ・パーティー」とは

一人暮らしではどうしても使い切れずダメにしてしまった野菜。買いだめしたが賞味期限が切れてしまいゴミ箱行きとなったレトルト品。皆さんは今までそんな経験をしたことはないでしょうか。

サルベージ・パーティーのサルベージとは「救出」を意味します。持て余している食材をみんなで持ち寄り、おいしい料理に変身させる。それが食材を救い出す魔法「サルベージ・パーティー」です。そんなサルベージ・パーティーですが、サステナブルな取り組みとしても注目されています。それは何故なのか。

本来食べられるはずの食品がさまざまな理由で捨てられてしまうことを「フードロス」または「食品ロス」といいます。食品ロスにより発生したゴミは、ゴミ処理に多額の費用がかかるだけでなく、可燃ごみとして燃やすことでCO2を排出し地球温暖化を助長します。サルベージ・パーティーはこうした食品ロスを減らし、環境負荷を抑える手助けとなるのです。

 

社内で「サルベージ・パーティー」の開き方

百聞は一見にしかず!ということで、職場メンバーでサルベージ・パーティーを開いてみました。今回、サルベージ・パーティーの生みの親である一般社団法人サルベージ様のサルベージ・パーティーの開き方を参考にさせていただきました。

 

事前に参加者に伝えておくこと

参加者に必ず伝えなくてはならないことは、「家庭で持て余している食材1品」を持ってきてもらうということです。リアルに食品ロスとなりうる食材を持ってくることに意味があります。

 

企画担当者が用意しておいた方がいいもの

・基礎調味料(塩、醤油、砂糖、みりん、油など)

・家庭でよく使う肉や魚の生鮮品

・主食となる米やパスタといった麺類

基礎調味料や肉や魚は、参加者があまり持参しない食材です。料理を充実させるために、用意するといいでしょう。

 

これらを準備し、いざレンタルキッチンでサルベージ・パーティーのスタートです!今回の参加人数は5人。こんなものが集まりました。

 

・買ったはいいが使い切れずにいるナンプラー

・いただきものの鯖缶(オリーブオイル漬け)

・残ってしまった鷹の爪

・残ってしまった干しシイタケ

・一人暮らしでは量が多くて困る大葉

 

どれも残りがちなあるある食材たち!一体これで何ができるでのしょうか・・・

食材をテーブルに並べ、みんなで作戦会議。といっても、すぐにアイデアが浮かぶものではありません。「タイ料理好きだけど、1回作ると満足しちゃうんだよね~」「わかる!」と何気ない雑談から始まります。「そもそもナンプラーって何なの?」と誰かの質問から、ナンプラーが魚のエキスを凝縮した調味料であることを知りました。「じゃあ、鯖缶と相性が良かったりするのかな?」と、少しずつサルベージ・パーティーらしくなってきましたよ!

「オリーブオイル漬けの鯖缶ならご飯よりもパスタの方が合うかも?」

「だったら鯖缶、ナンプラー、大葉のパスタは?」

「干しシイタケはどうするの?」

「無理にパスタに使わずともスープにして使うのはどう?」

最初はどうなることやらと心配しましたが、チームのメンバーと会話しているうちに余りもの食材から2品の料理が出来上がりました。

 

出来上がった料理

コンセプトは「和エスニックなランチセット」。

1品目:鯖缶にナンプラーを加えて大葉をトッピングしたパスタ

2品目:干しシイタケにナンプラーを加えて味にアクセントをつけたスープ。鷹の爪をトッピングしてエスニック感を際立たせました。

 

サルベージ・パーティーを開いてみて感じたこと

サルベージ・パーティーを行ったことで、廃棄してしまうはずだった食材が立派な料理に生まれ変わりました。仲間と集まり、協力してアイデアを出し合ったこそ成り得たのだと思います。一人では到底今回のレシピには辿り着けませんでした。仕事においても、一人ではどうしても解決できない問題にぶつかることがあります。 一人では解決できないことも、仲間と一緒なら実現できるということを学びました。ぜひ皆様のチームでも「サルベージ・パーティー」を行ってみてはいかがでしょうか。環境に優しいだけでなく、仲間と協力することの重要性を見つめ直すきっかけとなるはずです。

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